カテゴリー

ゾンビ狩り(A)(その5)

2007年6月14日妄想白書♪神楽堂

注)残虐な描写等が含まれているかもしれませんので、不愉快になりそうな場合は読まないことをお勧めします。

「は?
 なに言ってるんだよ。マサル」

金髪の不良は訳が分からないといった風で、マサルと呼んでいる赤毛の不良の肩を掴む手に力を込める。

「だ、だだぁだから、おぉ俺にに肉を喰わせろろぉ」

赤毛の不良、マサルの足が止まると首だけが異様に曲がり金髪の不良を振り向きざま、肩を掴む金髪の不良の手に噛み付いた。
金髪の不良は、一瞬何が起こったか分からないかのようにただ驚いていたが、直ぐに苦痛の声を上げ手を引く。
引かれた手からは赤い液体が溢れ出していて、マサルは何かを租借するように口元を動かしていた。

金髪の不良が手を押さえてうずくまると、覆いかぶさるようにマサルが乗りかかる。

俺は、目の前で繰り広げられる異常過ぎる出来事を、ただただ震えて立ち尽くす。

昔、食人族というのを聞いたことがあるな。
こいつは、それなのだろうか。
あー、このままだと俺もこうなっちまうのかな。
逃げたいな。
でも、足が動かないよ。
そーいえば、今日、見たいTVがあるんだった。もー見れないのかな。

思考だけが、現実逃避を求め続け、足は恐怖で動こうとしない。
やがて堪え切れない吐き気が襲ってきて、うずくまり胃の中のものを地にぶちまけていた。

血と吐しゃ物の匂いが鼻につく。
横を見ると、凄惨なシーンは既に終わりを告げ、新たなシーンに移るべく既に髪だけでなく全身が赤く染まったマサルが立ち上がりこちらを向いていた。

【後書きみたいの】
とりあえず書いてみました。
こーゆー描写はあまり書かないので、イマイチですが、(つーか、他の描写もイマイチっていうのは置いておいて)
一応書くだけ書きました。

苦情等は受付けませんが、お昼時に読んだ人がいたらすみませんでした。
一応、上に注意書きを書いてあるので、許してください。

Posted by ともやす