ゾンビ狩り(A)(その4)
くそ!金取られるのかよ。
でも、殴られたくはないよ…。
だけど、お金を出したくもないよ…。
でも、殴られたくはないよ…。
だけど、お金を出したくもないよ…。
「さっさと出せよ」
金髪の不良の拳が迫り、胸を強打された。
何度か咳き込んだ後、しかたなく、財布を取り出すと、伸びてきた金髪の不良の手が財布を奪い取る。
「そうだよ。
素直に出せば良いんだよ。
なぁ、マサル」
財布の中を物色しながら、金髪の不良の後ろでただ立っている仲間に声をかける。
「あ、あぁぁ…。そうだな」
赤毛の不良の声は、焦点の定まっていない感じだった。
だが、目は相変わらず血走ったようにこちらを睨んでいる。
金髪の不良がお札の抜かれた財布を地面に捨て、こちらに興味を失ったように戻ろうとする。
今さっき抜き取った俺の金を使って何して遊ぶかでも考えているのだろう。
だが、赤毛の不良はその場に立ったままこちらを見ている。
幾分、目がより一層血走っているような気さえする。
「おぃ、もう行こうぜ」
赤毛の不良は、肩に手を置く金髪を無視して、こちらに近づいてきた。
「つっ、つっっぎは、俺がにににくを喰う」
【後書きみたいの】
なんとなく、他のパターンも思いついたので、
後で、Bバージョンも書こうと思い、とりあえず(A)にしときました。
なんとなく、他のパターンも思いついたので、
後で、Bバージョンも書こうと思い、とりあえず(A)にしときました。
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