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夜空と月と三人と…

2006年11月17日妄想白書♪神楽堂

ある日のこと、老人と太った男と痩せた男が夜空を見ていました。

老人は、突然立ち上がると言いました。
「私が今、月を見ているから、そこに月はあるのじゃ」
すると太った男も言いました。
「そんなことありません。月は誰がみていなくても、そこにあるんです」
老人は太った男に背を向けたまま言います。
「誰も見ていないのに、そこに月があるとどうしていえるんじゃ?」
太った男は、しばらく考え込みますがやがて声を大きく言います。
「なんと言われようが、そこにあるものはあるんです」
老人は相変わらず背を向けたまま答えます。
「そんなのは、わしの言葉の答えになっとりゃせん。証明できないのならわしの勝ちじゃ」
太った男は腕を組んでうんうんうなりますが、上手く説明できません。

そして、最後に痩せた男が言いました。
「月ってなんですか?」

【後書きみたいの】
唯物論や唯心論やその他色々とありますが、詳しくないんでわかりません。
でもまぁ、なんとなく、そんな感じのを書いてみました。

…もともとは、違うのを書くつもりだったんですが、考えている内に変わっちゃいました。

Posted by ともやす