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月の堕ちるそのときに…

2006年6月6日妄想白書♪神楽堂

風が吹く…

空には、数えられる程の星…
いつの頃からだろうか?
満天の星空が失われたのは…

それでも、月は、僕を見下ろしている。

下には、少しの足場と遠くの地面…
貧相な輝きの街頭や家々の明かり…

1999年12月31日…
後、少しで刻が変わる。

世界に恐怖の大王は降臨しなかったけど、
僕の中には降臨する。

あと少し、あと少し…

月に伸ばした手が空を切る…
僕の中に月が落ちる。

あと少し、あと少し…

踏み外した足が空を切る…
僕の中の大王が、月とワルツを踊っている。

あと少し、あと少し…

遠くから除夜の鐘が鳴らされて、僕と世界の刻が変わった。

僕の中で終わった何かと…
僕の終われなかった何か…

きびすを返し、フェンスをよじ登る。
置いてきた何かに追われるように…

月が落ちるその刻まで…
僕は月を見上げている。

~なんか訳分からん後書き~

昔、ノストラダムスの大予言ってのがありました。
その中に恐怖の大王が降臨するってな予言があったそうで、
それで世界が終わると思ってた人も何人かはいるかもしれない。
そうはいっても、このトストラダムスの大予言は、
恐怖の大王が降臨した後の予言もあったそうで、
世界が終わる訳ではないのだろうが…
世の中には稀に世界が滅亡すると信じたい人もいたりする。

恐怖の大王が降りてきて、世界が滅亡するなら、
月が地球に激突するとかなのかなぁーと子供心に思っていたりもしたこともある。

ただ、月ってのは、実際のところ、
ほんの少しづつではあるが、地球から離れているらしい。
なので、月は地球には落ちてこないだろう。
それどころか、何千年後か、何万年後か、
空を見あげても月が見れない日が訪れるかもしれないと考えると
月が落ちてきて、世界が滅亡するより、
よっぽど、違和感を感じてしまったりするような気もする。

Posted by ともやす