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猫とまたたび

2005年3月28日こだわりかも神楽堂

我輩は猫好きである。

 

昔、猫を飼っていた。
最初に飼ったのが、ペルシャ猫で、名前は、とむ(♂)、メリー(♀)の二匹。
次に飼ったのは、シャム猫のたま(♂)である。
北海道の実家に住んでた頃の話である。

 

今は、アパートに一人暮らしなんで、猫が飼えない。
たまに野良猫を見かけると足を止め、中腰で猫に手を伸ばしたりしてしまう。
だけど、猫ってのは、あまり人を近寄せないのが多いので、大抵は触れる所まで近づくことができやしない。
で、この前、ペットショップで入手したのが秘密兵器「またたび」である。
猫にまたたび、よく聞く話である。

 

実は、いつもかばんに忍ばせている。
これで野良猫との遭遇も安心である。

 

で、半年ほど前だが、初めての野良猫との遭遇した。
天気の良い昼下がり、堀の上で日向ぼっこをしている野良猫。
鞄から取り出したる、またたびの棒を勇者の剣のように掲げもち、一歩、一歩、家猫よりかなり野生に近いかもしれない野良猫ににじり寄る。
後、ちょい。
もう少し。
逃げようかどうしようかとこちらを注視し身構える野良猫まで、ほんの数cmで、またたび棒が届く位置までにじり寄ることが出来た。
そうしてやっと、またたび棒の効果範囲に入ったのだろうか、猫は、またたび棒に顔を寄せると、爪楊枝で歯をしーしーするように、またたび棒に歯や歯茎を押し付けてきた。
相当、いい気持ちなのか、よだれもだらだらものである。
よし、大成功だ!!
この時は、正直、自分が猫に好かれているのではなく、またたびが猫に好かれてるだけなのだろうが、まるで、猫になつかれているような気分を味わえた。
そーして、最初の野良猫を成功に収めたのだが、その最初の一度だけで、それ以後は、またたび棒の効果範囲に入るより先に逃げられてしまっている…
野良猫に手を伸ばしただけで、寄って来てくれるような時が来るのだろうか…。
まぁ、たぶん来ないのだろうけど…。

 

でも、またたびって実際、どんな植物なんだろう?
と思って、とりあえず調べてみた。

 

とりあえず、またたびを調べてみた。

またたび

マタタビ木天蓼[注 1]Actinidia polygama )は、マタタビ科マタタビ属落葉蔓性木本である[1]。別名夏梅ともいう。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

で、一つ気になったのが、日本では、猫にまたたびなどとよく言うが、海外ではどうなのだろう。
調べてみたら、「イヌハッカ」が、「またたび」に相当しそうだ。

イヌハッカ(学名: Nepeta cataria 、英名: Catnip、漢字: 犬薄荷)は、シソ科イヌハッカ属多年草ハーブ1種。英名由来のキャットニップという名でも知られる。また、日本に帰化したものが長野県筑摩郡で発見されたことから、チクマハッカとも呼ばれる。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

紫の小さな花の植物で、またたびの花は白いので、和名と海外の呼び名というのでなく、植物自体が違うもののようだ。
だが、猫からみれば、どちらでも同じようなものなのだろう。
その内、機会があれば、これも入手して、新たな秘密兵器として鞄に入れておきたいものだ。


最後にブログの引越しに辺り、リンク切れ有無をチェックしていたら、リンクは切れているし、
ネットで検索しなおしたら、昔とは微妙に違う結果が出たりで、色々書き直しました。

Posted by ともやす